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【Python応用】Kivy、Grid Layoutの使用例-まとめ-

Python

Kivyの「Grid Layout」を使用すると簡単にボタンやラベルの配置をきれいに置けます。

個人的にKivyは使用方法が分かりにくくて、躓くことが多いです。そんな時に他の方も躓くことがないようにまとめています。

ここでは、Grid Layoutの使用例を紹介しています。

この記事の対象

  • Kivyの使用方法を知りたい方
  • Grid Layoutの使用方法について知りたい方
  • kv Languageの記述方法について知りたい方
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Grid Layout

Grid Layout」はcols(列)とrows(行)を指定してObjectを配置するLayoutです。

縦横に柔軟にウィジェットを配置できるため、様々なデザインに応用できます。例えば、メニューや設定画面、ゲームのUIなど、多くのアプリで利用されています。配置をきれいにしたい場合に使うと便利なLayoutになります。

以下に、Grid Layoutを利用した簡単なサンプルコードを示します。

Grid Layout の使用例

colsとrowsを2×2で単純に配置する方法

from kivy.app import App
from kivy.uix.label import Label
from kivy.uix.widget import Widget

class MainScreen(Widget):
    def __init__(self, **kwargs):
        super().__init__(**kwargs)

class TestApp(App):
    def __init__(self, **kwargs):
        super(TestApp, self).__init__(**kwargs)
        self.title = 'Test'

if __name__ == '__main__':
    TestApp().run()

Pythonの方は特に処理を行っていません。

KVファイルは以下になります。

#:kivy 1.11.1
<MainScreen>:
    GridLayout:
        cols:2
        rows:2
        size: root.size

        Label:

            text: 'Test1'
        Label:
            text: 'Test2'
        Label:
            text: 'Test3'
        Label:
            text: 'Test4'
MainScreen:

それでは解説になります。はじめにGrid Layoutを画面サイズに合わせて作成しています。

「root.size」としているのが、上記の意味になります。

次にLabelを4つ作成しています。左上がTest1、右上がTest2、次の段にTest3、Test4という並びになります。

結果

左上に合わせて任意のサイズで配置(動的配置)

Pythonファイルは「colsとrowsを2×2で単純に配置する方法」と同じなので省略します。

#:kivy 1.11.1
<MainScreen>:
    GridLayout:
        cols:1
        rows:2
        size_hint: 0.25,0.25
        pos: root.x,root.top - self.height

        Label:
            text: 'Test1'
        Label:
            text: 'Test2'
MainScreen:

それでは解説になります。Grid Layoutはcolsを1、rowsを2で作成しています。サイズは小さめにしています。

ここでやりたかったことは、位置を左とTopに合わせてそれを動的にすることでした。1番左に固定する場合は、root.xになります。Topにする場合は「root.top-self.height」になります。

結果

GridLayout + 他のオブジェクト

colsで配置した場合

Pythonファイルは「colsとrowsを2×2で単純に配置する方法」と同じなので省略します。

#:kivy 1.11.1
<MainScreen>:
    GridLayout:
        cols:1
        size: root.width, root.height
        GridLayout:
            cols:3

            Label:
                text: 'Test1'
            Label:
                text: 'Test2'
            Label:
                text: 'Test3'

        TextInput:
            multiline: True
            width: root.width

MainScreen:

ここでやりたいことは、画面の半分はGrid Layoutで配置して、また半分は違うオブジェクトを配置するということです。

それでは解説になります。

最初に画面一杯にGridLayoutを作成しています。その中にGrid LayoutとTextLineを作成することで半分ずつのサイズになっています。

結果

rowsで配置した場合

Pythonファイルは「colsとrowsを2×2で単純に配置する方法」と同じなので省略します。

#:kivy 1.11.1
<MainScreen>:
    GridLayout:
        rows: 1
        size: root.width, root.height

        GridLayout:
            rows: 3

            Label:
                text: 'Test1'
            Label:
                text: 'Test2'
            Label:
                text: 'Test3'

        TextInput:
            multiline: True
            width: root.width
MainScreen:

rowsで配置した場合になります。結果としては、以下になります。

【結果】

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