ここでは、PythonにおけるListに要素を挿入する方法(insert()メソッド)について解説しています。
この記事の対象
insert()を用いる場合
insert()の型
変数名.insert(a,z)
insert()メソッドは変数を指定して挿入したい位置「a」と値「z」を記述することでListに要素を挿入できます。
insert()を用いた使用例
first_test = [55,70,90]
first_test.insert(1,80)
print(first_test)
出力結果は「[55, 80, 70, 90]」です。上記ではfirst_test[1]に「80」という値を挿入しています。
【結果】
[55, 80, 70, 90]
スライスを用いる場合
スライスの型
lst[x:y] = ['***']
lstのxとyの間に「***」という文字列を挿入するスライスになります。
スライスを用いた挿入例
lst = [1, 2, 3, 4]
lst[2:2] = ['test']
print(lst)
スライスを用いた使用例になります。
【結果】
[1, 2, 'test', 3, 4]
collections.dequeを用いる場合
collections.deque()の型
from collections import deque
dq = deque([1, 2, 3, 4])
dq.insert(x, 'y')
print(dq)
xの位置にyという文字列を挿入するものになります。
collections.deque()を用いた使用例
from collections import deque
dq = deque([1, 2, 3, 4])
dq.insert(2, 'test')
print(dq)
【結果】
deque([1, 2, 'test', 3, 4])
NumPyを用いる場合
numpy.insert()の基本的な型
numpy.insert(arr,x,y)
xの位置にyを挿入するものになります。xはintになります。
numpy.insert()を用いた使用例
import numpy as np
arr = np.array([1, 2, 3, 4])
new_arr = np.insert(arr, 2, 5)
print(new_arr)
【結果】
[1 2 5 3 4]