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【Python入門】Tuple(タプル)型の使い方と特徴まとめ

Python

Pythonには様々なデータの形(データ構造)がありますが、その中でも「Tuple(タプル)」という型はとても便利です。

この記事では、PythonのTuple型の使い方や特徴Listとの違いについて、初心者向けにわかりやすく解説します。

この記事の対象

  • Pythonの「タプル型(Tuple)」とは何かを知りたい
  • List型との違いを理解したい
  • 変更できないデータ(不変なデータ)を扱いたい
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Tupleの基本的な型

変数名 = (要素1, 要素2, 要素3, ...)
  • 丸括弧 () を使って定義します。
  • 要素はカンマで区切ります。
  • 一度定義したら中身を変更できません!(これを「不変(immutable)」といいます)

Tuple型を用いた使用例

my_tuple = (1, 2, 3, "Hello")
print(my_tuple)

Tupleは要素をカンマで区切って丸括弧(())で囲むことで定義します。上記は、数値と文字を混在させています。Tupleは異なるデータ型であっても問題ない特徴があります。

出力結果

(1, 2, 3, 'Hello')
  • 異なるデータ型(整数、文字列など)を混ぜてもOKです。
  • Tupleの中に文字列や数値、True/Falseなどを自由に入れることができます

Tupleは変更できない!(不変性)

test = (55,70,90)
test[0] = 40
print(test[0])

出力結果

「TypeError: 'tuple' object does not support item assignment」
  • Tupleは一度作ると 要素の追加・削除・変更ができません
  • 「間違って値を変えたくない」場面で便利です。

辞書のキーとして使用

Tupleは「変更できない(不変)」という性質があるため、辞書(dict)のキーとして使うことができます。

my_dict = {("John", "Doe"): 28, ("Alice", "Smith"): 22}
my_dict[("John", "Doe")] = 30
print(my_dict)

出力結果

{('John', 'Doe'): 30, ('Alice', 'Smith'): 22}
  • List型は変更できるため、辞書のキーには使えません。
  • Tupleのような不変なデータは辞書のキーとして最適です。

Listとの違いまとめ

比較項目Tuple(タプル)List(リスト)
記述形式(1, 2, 3)[1, 2, 3]
変更可否❌ 変更できない(不変)✅ 変更できる
要素の追加・削除❌ 不可✅ 可能(append, removeなど)
処理速度✅ 高速(軽量)❌ Tupleよりは遅め
辞書のキーに使える?✅ 使える❌ 使えない

Tupleの便利な使い方

要素のアンパック(複数の変数に分ける)

point = (3, 5)
x, y = point
print(x) 
print(y)

出力結果

3
5

まとめ

  • Tupleは 一度作ったら変更できない データ構造です
  • Listと違って要素を 変更・追加・削除できません
  • でも、辞書のキーとして使えるなど便利な特徴もあります
  • 変更してほしくない大事なデータ」に使うのがベスト!

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