Pythonには条件によってプログラムを制御できる機能があります。ここでは、制御構文について解説しています。
制御構文とは
制御構文とは「条件によってプログラムを制御する」機能です。「もし~なら、A。それ以外ならB」「ずっとXしていて」「yからzまで〇〇していて」というようなものが制御構文の原型に当てはまります。
これらを含めて、基本的な制御構文は2つに分類されます。
項目 | 内容 |
条件構文 | 条件構文は「もし~なら、A。それ以外ならB」というような、条件ごとに処理が変わる構文です。基本的な条件構文にはif構文があります。 |
繰り返し構文 | 繰り返し構文は「ずっとXしていて」というような、継続して処理が同じ構文です。基本的な繰り返し構文にはfor構文があります。 |
条件構文
条件構文は言葉の通り、条件によってプログラムの処理が変わるものを指します。条件構文には以下のものがあります。
項目 | 内容 |
if構文 | 条件によってプログラムの処理が変わるものです。 |
else構文 | if構文において、条件が当てはまらない場合のプログラム処理をするものです。 |
elif構文 | if構文を用いたとき、条件を順に判定するものです。 |
pass構文 | if構文を用いたとき、通常「偽」判定をすると構文エラーとなります。その時に何もしない「pass」構文を挿入することでプログラムを処理します。 |
繰り返し構文
単純な繰り返し構文と任意の範囲で繰り返す構文の2つがあります。
例外処理
プログラムを動かすと様々なエラーに出くわすことが多いです。そんなときに、例外処理という方法でエラー内容ごとに処理内容を変える条件構文(try構文)があります。
項目 | 内容 |
try構文 | エラーが起きたときの処理とリソース(ファイル)などの取り扱い時、正常に処理を終了させたい場合に用いる構文です。 |