Pythonで複数の文字列をまとめたいとき、「+」演算子や join()
メソッドを使います。この記事では、これらの方法の違いや使い分け、注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。文字列操作の基礎としてぜひマスターしましょう!
この記事の対象
文字列の連結とは?
複数の文字列を一つにまとめる処理のことです。Pythonでは代表的な方法として「+
演算子」と「join()
メソッド」があります。
+演算子での連結方法
文字列同士の連結、結合
文字同士を結合する方法に演算子「+」があります。
数値の合算と同じように文字同士を結合可能です。
a = "Hello"
b = "World"
c = a + b
print(c) # HelloWorld
スペースを入れる場合は " "
を足しましょう。
c = a + " " + b
数値と文字列は連結できないため、型変換が必要です。
age = 20
print("年齢は" + str(age) + "歳です")
リスト同士の結合
list1 = [1, 2, 3]
list2 = ['Test1', 'Test2', 'Test3']
print(list1+list2)
リスト同士の結合も演算子で可能です。
結果
[1, 2, 3, 'Test1', 'Test2', 'Test3']
join()メソッドの使い方
join()
はリストの各要素をまとめて、1つの文字列にします。
join()の型
#join()の型
"連結に用いる文字".join(Listなど)
括弧の中はListやTuple、集合型などを指定します。
join()の使用例
words = ["Python", "is", "fun"]
sentence = " ".join(words)
print(sentence) # Python is fun
区切り文字を指定できます。
print("-".join(words)) # Python-is-fun
注意点:join()の対象は「全て文字列型」である必要があります。数値が混ざっていると TypeError
が出ます。
+とjoinの違いと使い分け
特徴 | +演算子 | join()メソッド |
---|---|---|
使いやすさ | 直感的でシンプル | 複数要素を効率的に結合可能 |
処理速度 | 要素数が多いとやや遅くなる傾向 | 高速(特にリスト結合時) |
用途の目安 | 短い文字列の結合 | 複数要素の結合(リストなど)に最適 |
よくあるエラーと対処法
nums = ["1", 2, "3"]
print("".join(nums)) # → エラー:TypeError
対処法:
nums = ["1", str(2), "3"]
print("".join(nums)) # 正常に出力:123
文字列の連結がわかったら、次は数値との連結や format()
、f文字列の使い方もマスターしましょう!