ここでは、Raspberry Pi3 でのcronの設定方法を解説しています。
この記事の対象
Cronの設定手順
Cronが動いているか確認する
はじめに、ラズパイのデフォルトでcronは動いていますが、一応以下を入力してEnterを押して下さい。
/etc/rc.d/init.d/crond start
/etc/rsyslog.confの設定
vim /etc/rc.d/init.d/crond start
rsyslog.confを編集します。
下記の箇所を見つけて、#を外して保存します。
#cron.* /var/log/cron.log
終わったら再起動します。
sudo /etc/init.d/rsyslog restart
Cronログレベルの設定
vim /etc/default/cron
ファイルの中から以下を変更します。
#EXTRA_OPTS=""
#を外して、EXTRA_OPTS=”-L 15″ として、保存します。
sudo /etc/init.d/cron restart
保存したら再起動で終了です。
ログの確認
root@raspberrypi:~# ls var/log/cron.log
設定ファイルが生成されたことを確認します。
ログの確認ができればほとんどの設定は終わりです。
crontabの編集
sudo crontab -e
上記を入力してEnterして下さい。
以下の画面が編集画面になります。また、実行したいプログラムのパスを指定します。
動作させたいプログラムの日時、パスを指定したらctrl+xを押します。そしたらバッファの保存を聞かれます。「y」を押すと以下のようになります。
問題が無ければEnterを押して終了です。
ログの監視
最後にログを監視することで、正常に動作しているか確認します。
tail -f /var/log/cron.log
赤枠で囲っているところが正常に動いているログです。ここを見て、プログラムが動いているかどうかを判断します。プログラムが正常に動いていない場合、ここにエラーメッセージが出ます。
エラーがある場合は設定を見直して下さい。
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