※このページではアフィリエイト広告を利用しています

【基本情報】応答時間の計算-クライアントとサーバ間-

基本情報技術者試験

ここでは、「基本情報」におけるクライアントとサーバ間における応答時間の計算方法について解説しています。

この記事の対象

  • 応答時間の計算方法を知りたい方
  • 応答時間について理解を深めたい方
  • 「基本情報」における応答時間の問題レベルを知りたい方
スポンサーリンク
スポンサーリンク

例題

設置場所の異なるクライアントとサーバ間で、次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで、距離による遅延は考慮しないものとする。

条件

クライアントとサーバ間の回線速度10M bit/sec
伝送効率70%
電文長上り1M byte,下り2M byte
クライアントの処理時間送信・受信合わせて0.4 sec
サーバの処理時間送信・受信合わせて0.4 sec

解説

問題を解く流れは以下の通りです。

  1. 回線が1secに転送可能なデータ量を求める
  2. 電文を転送するのに要する時間を求める
  3. クライアント、サーバの処理時間を加える

1.始めに条件より回線が1secに転送可能なデータ量をbyte単位で表わします。bit→byteは8で割って単位変換します。それに伝送効率をかけます。

10M / 8×0.7 = 0.875M[byte]

2.次に電文のデータ量の転送時間を計算します。上り1M byte,下り2M byteを合計して3M byte。これを転送するのにかかる時間は、

3M / 0.875M ≒ 3.42[sec]

3.最後に「2」で求めた時間にクライアント、サーバの処理時間を加えます。

3.42 + 0.4 + 0.4 =4.22[sec]

タイトルとURLをコピーしました